肌のかゆみの原因とは?
季節の変わり目や化粧品を変えたとき、新しい服を着たときなど、肌のかゆみを感じることがあると思います。けれど、かゆいからといってむやみに肌をかいてしまうと、ますます赤くなったり、かさぶたになってしまったり。最悪の場合、傷跡がシミなってしまうこともあります。
美しい肌を守るためにも、素早く適切なスキンケアをほどこすことが大切。しかし、かゆみの原因を明確にしない限り、どのようなスキンケアが適しているのか分かりません。 一般的に、肌のかゆみの原因としては、「乾燥」「化粧かぶれ」「肌の変化」などが考えられ、原因に応じてスキンケア方法も異なってきます。
かゆみの原因1:乾燥
肌がカサついて白っぽく粉を吹くと、次第にかゆみが出てきます。乾燥が原因のかゆみに対処する方法としては、次のようなものがあります。
・冷たいタオルや保冷剤を包んだタオルでかゆい部分を冷やす
・加湿器や濡れタオルを活用して、部屋を加湿する
・コラーゲンなどの肌の保湿を高める成分を積極的に摂取する
・保湿効果の高いスキンケア化粧品(ヒアルロン酸・セラミド配合)でしっかりと保湿する
なお、乾燥した肌は敏感になっているため、アルコール分の少ないタイプのものを選ぶほうがいいでしょう。
かゆみの原因2:化粧かぶれ
人に勧められて買ったスキンケア化粧品を使い始めたら、皮膚が赤くなってかゆみが出てきたという経験をお持ちの方、多いのではないでしょうか。かゆみが出るということは、その化粧品に配合されている成分に対して、肌がアレルギー反応を起こしているということ。他の人の肌に合っても、あなたの肌に必ずしも合うとは限りません。もし肌トラブルが起きたら、すぐにその化粧品の使用を中止すべきです。
もし化粧かぶれをした場合でも、スキンケアの基本はやはり保湿。アルコールや香料などが含まれない、シンプルで刺激の少ない保湿化粧品を選びましょう。最近では、敏感肌用の化粧品もいろいろ出ていますので、実際に肌につけてみて、かゆみが出ないものを購入してください。
なお、かゆみが落ち着くまでは、できれば美容液もメイクもお休みするほうがいいでしょう。かゆみが落ち着いてきたら、少しずつ美容液や乳液などをスキンケアに加えていくようにします。
かゆみの原因3:肌の変化
肌の状態はいつも同じではありません。いくら美しい肌をしていたとしても、加齢や生活環境の変化と共に、肌の調子が下降していくこともあるのです。肌のコンディションを大きく左右するのは、やはり日々のスキンケア。加えて、年齢や生活環境、睡眠、食事、ストレスなどの要因が複雑にからみあって、肌に影響を与えるのです。
もし肌にかゆみが出てきた場合は、単にスキンケア法に問題があるだけではなく、生活そのものに問題があるのかもしれません。かゆみは身体からの「声」だと受け止めて、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。