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化粧水の正しい保存法

正しく保存して長持ちさせる方法

毎日使う化粧水を、皆さんはどのように保存しているのでしょうか。化粧品のケースに入れているという方もいれば、机の引き出しにしまって保存するという方もいるでしょう。また、冷蔵庫で冷やしておくという方もいるかもしれません。

でも、本当にその保存方法で正しいのでしょうか。化粧水を間違った方法で保存すると、効果が半減してしまったり、劣化を早めたりすることになりかねません。肌を美しくすこやかに保つためにも、正しい方法で保存するようにしましょう。

まず化粧水の保存でもっとも大切なことは、「直射日光を避け、高温多湿になる場所を避けて保存する」ということ。その理由は、食べ物の保存と同じ。高温になると化粧水の成分が変性してしまったり、もっと悪いことに雑菌が繁殖して品質が落ちてしまったりします。

ただし、いくら直射日光や高温多湿の環境を避けたとしても、ひとたび開封してしまうと空気中のホコリや汚れに触れてしまうため、汚染を完全 に防ぐことは至難の業。そのダメージを最小限にとどめるためには、容器が空気に触れやすい部分や皮脂がつきやすい部分を、きれいに保っておくようにしま しょう。

具体的にどうするかというと、化粧水の容器のフタをきちんと閉めることが大切。少しでも開いていると、そこから菌が入ってしまったり、有効成分が揮発してしまったりする原因になります。

当然ボトルの大きさにもよりますが、化粧水は1本で1か月~2か月ほどかけて使うもの。最後の一滴まで有効に使えるように、日々の保存にも気を配りましょう。

冷蔵庫で保存するのはNG

化粧水の保存法は、食べ物の保存と似ています。特に夏場はさっぱりとした使い心地を求めて、冷蔵庫で保存している方も多いことでしょう。た だし化粧水を冷蔵庫で保存するのは、実はNG。ですが、使うときに常温に戻して、使ったらまた冷蔵庫に戻すということを繰り返していると、その温冷の差 で、化粧水の劣化が急速に進行してしまうのです。

また、注意したいのは温度だけではありません。湿度の違いも品質に大きな影響を及ぼしてしまいます。ですから「高温多湿を避ける」といっても、冷蔵庫で保存するのは極端な保存法なのです。

ではいったい、どこに保存するのが理想的なのでしょうか。それは、風通しがよく、薄暗い場所。つまり、「冷暗所」です。

たとえば、あなたの家でもっとも風通しの良い部屋はどこでしょうか。その部屋のなかで、日が当たらなくて最も涼しい場所はどのあたりでしょ うか。夏場に、自分がもっとも「居心地がいい」と感じる場所は、化粧水の保存にも適した場所。大切な化粧水をいい状態で使い切るためにも、適した場所で保 存するように心がけましょう。

保存料のパラベンとは?

化粧水の瓶の成分欄をみていると、必ずといっていいほどみかけるのが「パラベン」もしくは「メチルパラベン」という成分。一体どういう成分なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

化粧水やその他の化粧品に含まれているパラベンとは、「保存料」の一種。正式名を「パラオキシ安息香酸エステル類」といい、食品の保存料としても多く使われています。

どんな化粧水でも、そのままの状態では劣化したり腐敗したりしてしまいます。ですから、長く保存するには保存料の添加が必要になります。そこで登場するのが、パラベン。この成分には微生物の増殖を抑制する静菌作用があり、化粧水の品質を保つのに役立ってくれるのです。

ともすれば、「保存料は肌に悪影響を及ぼす」「保存料は健康に害を与える」と敬遠されてしまいがち。ですが、食品に含まれていることからもお分かりいただけるように、その安全性は専門家によって確認されています。

また分子量が大きい物質ということもあり、合成界面活性剤のように、バリア層を壊して皮膚内部に入る危険性もありません。ちなみに食品から体内に入った場合でも、約半日あれば代謝されるのだそうです。

ですから、「パラベンが入っている化粧水は肌に悪い」「パラベンフリーの化粧水にこだわりたい」などと、あまりパラベンに対して神経質にな るのは考えもの。当然パラベンのような化学物質に対してアレルギー反応を起こす方は、パラベンの入った化粧水は避けるべき。もおられるので、例外はありま す。そういった場合は、一回ごとの使い切りタイプになった化粧水を使うといいでしょう。

化粧水を長く安全に保存するためには、ある程度の保存料が添加されているのは、仕方のないことだということを、頭に入れておく必要があるかと思います。

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