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さっぱりタイプの化粧水

化粧水の2つのタイプ

化粧水を購入するときに、「さっぱりタイプ」と「しっとりタイプ」の2つで迷った経験はないでしょうか。おそらく、汗をかいて肌がベタつき がちな夏や、ホルモンバランスの乱れなどで肌が脂っぽくなっているときには、「さっぱりタイプ」を選ぶ方が多いでしょう。一方の「しっとりタイプ」を選ぶ のは、乾燥しがちな秋から冬にかけて、肌がカサつきがちなときではないでしょうか。

ところで、その選び方は本当に正しいのでしょうか。そもそも、「さっぱり」と「しっとり」の両タイプは、それぞれなにが違うのでしょうか。その違いについて検証していきましょう。

「さっぱり」と「しっとり」の成分の違いは?

「さっぱり」と「しっとり」の違いは、成分の比率。両方の成分表を見比べてみると、お分かりになるかと思います。化粧水の成分表示は、配合 量の多い順に書かれています。主成分である「水」の次には、おそらくグリセリンの名が書かれていることでしょう。「さっぱり」と「しっとり」の違いは、こ のグリセリンの量の違いのようです。

ちなみにグリセリンは保湿剤で、非常に吸湿性が高いことで知られています。また、皮膚に対する柔軟剤としての役割も果たすため、製品の肌なじみをよくする目的でも使われています。おそらく、ほとんどの化粧水に含まれているはずです。

「しっとり」の化粧水には、このグリセリンが多く配合されており、逆に「さっぱり」の化粧水はグリセリンの量が少なめという傾向があります。ただしそのかわりに、PG(プロピレングリコール)という保湿成分を配合しているメーカーもあるようです。

また他の違いとしては、「さっぱり」の化粧水には入っていないヒアルロン酸などの保湿成分が、「しっとり」には入っているということもあります。要するに、保湿成分を充実させているのが「しっとりタイプ」といえるでしょう。

「さっぱり」と「しっとり」の使い分け方

「さっぱり」と「しっとり」の両者を使い分け方ですが、厳密なルールはありません。季節や肌の状態に合わせて、感覚的に使い分けるという姿 勢でいいでしょう。ただし目安としては、肌全体が乾燥してつっぱっているように感じたり、なんとなくピリピリしていたりするときは、「しっとり」タイプの 化粧水を使うほうがいいでしょう。

そういうときは、肌が自力でうるおうことができなくなっています。ですから、化粧水の力を借りることで、肌を元どおりの状態に導いてあげたほうがよいからです。

特に夏場は、エアコンの空気で室内が乾燥していることが多く、また外と室内の温度差も大きいため、肌は意外とダメージを受けています。「夏だからさっぱりタイプを使う」と決めつけるのではなく、肌の状態を見極めて両者を使い分けるようにしたほうがいいでしょう。

また、それ以外のときは、おそらく「さっぱり」タイプの化粧水で十分でしょう。スキンケアをするうえで、過剰な保湿は逆効果。ニキビの原因にもなりますし、肌本来の力を弱めることにもつながりかねません。

ただし、「さっぱり」と「しっとり」は、メーカーやブランドによっても大きい違いがあります。成分や使い心地を確認してから、購入するようにしましょう。

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